ユウ、ヒロ、ナツの戯言

男3人による戯言、雑記、日誌を散文的に

おじさんがan・anを読み込んでモッテモテを目指すブログ⑨

モテたい。

人生の中で一度でも爆モテしたことのない男性のほとんどはこの想い生抱えながら一生を過ごすことになる。

 

私の祖父は98歳でその生涯に幕を閉じた。

最後の1年はほとんどしゃべることもできず病院で過ごし、お見舞いにいってもほとんど眠ったままだった。

 

青年期を満州で過ごした時のこと。

戦後、ブリキのおもちゃをつくる町工場を経営していた時のこと。

工場の経営が破綻し、多額の借金を抱えてからのこと。

 

私にはまだまだ祖父に聞いてみたいことが沢山あったように思う。

 

そんな祖父がある日のお見舞い中にふと、眠りから覚めたことがある。

まだ夢から冷めやらぬ穏やかな表情に私が話かけると、祖父はマンキンの笑顔となった。

 

「孫の来訪を喜んでくれているのか」そう思い、笑顔を返した私に祖父は一言こう呟いた。

 

「いい女がいた…」

 

そして再び、

今度は永い眠りに入ったのである。

 

祖父は私にその生涯のことを語ることはなかった。

しかし祖父は、最後に教えてくれた。

 

「異性関係は98歳になっても強く思念されるべき問題である」ということを。

 

満州に行っても、借金しても、結婚しても子供が出来ても孫ができても忘れらない、

「いい女」がいることの喜び。

 

 

次回以降、私は「いい女」とはなにか、そして「いい女」と「いい関係」になるにはどのようにすれば良いのかを仔細に検証してゆきたい。

 

祖父の残した想いと、すでに入手済みのanan2020.11.25「大人の色香の纏い方」号は私の思考の大いなる助けとなるだろう。

 

つづく

 

ナツ