ユウ、ヒロ、ナツの戯言

男3人による戯言、雑記、日誌を散文的に

エナジー不足の夜に

エナジーが足りていない。

 

相対的比較論の中で言えば、

私は疲れてなどいないはずだが、

絶対指数的な換算で言えば、疲れているのだ。

 

栄養と睡眠で癒される疲れと、

そうではない疲れがあるとすると、

後者だ。

 

私のこの疲れは、睡眠と食事では癒されない。

 

スマホで、

アルパカの可愛い姿を小一時間眺めてみたが、

いつものような効果がない。

 

どうやら手ごろな癒しでは足りないらしい。

これは精神の疲れではなく、脳の疲れである。

日々、フルスロットルで加速する私の

脳が活動限界に達したのだ。

 

つまり脳のエナジー不足だ。

 

しかし、私は考えないということができない。

ぼーっとするということができない性(さが)だ。

 

では、スパイスを利かせてみてはどうか?

私のこの究極的に安定した平穏の生活に、

スパイスを織り交ぜてみるのはどうだ?

 

例えばそうだ。

旅行に出かけてみる。

 

しかし、その行動をするためにも

エナジーが必要だと気が付くのだ。

 

エナジー不足を解消するためにも

エナジーが必要だという現実。

 

お金を得るためには、お金が必要である。

ということと似ていると思ったが

気のせいかもしれない。

 

仏教の教えで「無」となる境地なるものが

あるというが、「無」というのはなるほど、

人にとって必要なことかもしれない。

 

そんなことを考えている今も

リアルタイムで私は脳を無駄に消費している。

 

ひとりで生きていくためには、

癒しも自給自足しなければならない。

それが独り身の難しいところよ。

 

早急にエナジー不足解消の策を

講じなければならない。

 

旅行はともかく、

そういった非日常性が必要なのではないか?

 

平穏を求め生きていく中で、

非日常を欲する…。

 

安定を求めている癖に、

リスクを本当は欲している?

 

あぁそんな思考をしてしまうことこそ、

私が疲れていることの証明ではないか?

 

いや、そうじゃない。

今更リスクなんて欲してはいない。

 

例えば、そう。

 

満天の星空の下、

微かに海の匂いがする。

芝生に寝っ転がりながら、

友達のくだらない話を聞き流し、

煙草を加えながら、

この時間がいつまでも続けばいいのにな

なんて考える。

 

そんな時間が必要なのだ。

 

【ユウ】